第14期オンブズマン活動開始

11月1日から、第14期市民オンブズマン活動がスタートしました。オンブズマンは1期生〜14期生までの総勢78名。大阪を中心に、兵庫県・京都府など48か所の施設・事業所で活動します。14期活動に先立ち、9月28日(土)にはドーンセンターでオンブズマン認証式を開催。オンブズマンが一堂に会し、活動方法について説明を受けるとともに、パートナーとの顔合わせや担当施設の引き継ぎを行いました。

14期活動のオンブズマンは男性13名、女性65名。10〜14期生が46名で全体の約6割を占めています。

今期初めて活動する人は14期生16名と12期生1名の17名。一方、1期生〜4期生で10年以上の活動経験者は10名です。

活動施設・事業所は、特養41か所、グループホーム3か所、ケアハウス・有料老人ホーム・小規模多機能型居宅介護事業所・デイサービスセンター各1か所の計48か所。そのうち、10年以上の継続施設は20施設に上っています。

新しい活動施設は西宮市相談員派遣事業対象施設のアリス甲子園と大阪市東住吉区のゆめあまみ。ともに従来型の特養です。

アリス甲子園は昨年4月に開設。従来型とはいえ、2人部屋を壁で区切り、個室のような感覚です。定員165名の大規模施設で2組のオンブズマンが入ります。ゆめあまみは03年に開設の施設。O―ネットのオンブズマン活動を知ってもらうことを目的に1年間のトライアルとして活動します。契約料・オンブズマン交通費は「連合・愛のカンパ」から25万円の助成を受けて実施します。

なお、機構では14期の開始を機に、苦情要望の分類番号一覧表とオンブズマン活動報告書を一部変更しました。

分類番号一覧表は、例えば「◯◯が食べたい」を「食事の好み」とするなど、項目の表記に幅を持たせるとともに、どのような事例が該当するのかを示し、オンブズマンが判断しやすいよう工夫しました。

オンブズマン活動報告書は2枚の用紙を1枚に。「施設に伝えたこと」と「伝えなかったこと」、また「施設に伝えたこと」のうち「苦情要望事例」と「苦情要望以外の事柄」の記入欄を明確にして、簡潔にまとめられるようにしました。


活動に役立つ情報を提供

13期オンブズマン月例会

ソフト食を試食するオンブズマンのみなさん。

2か月ごとに開催しているオンブズマン月例会。13期は外部講師も招きながら、活動に役立つ情報を提供しました。

初回となった昨年11月の月例会では、社会福法人みささぎ会認知症予防自立支援プロジェクト推進室の臨床心理士・桑田直哉さんに「認知機能と認知症ケア」をテーマに話を伺いました。利用者の「心理」、居住空間・人間関係などの「環境」、生活リズムを保つことを通しての「身体・認知機能の維持」の3つの要素から利用者に合った支援をする大切さを知りました。

今年1月は福祉用具の専門家・樽口彰さんから車椅子について学びました。標準型車椅子と簡易モジュール型車椅子の構造や乗り心地の違いを理解するとともに試乗体験も行いました。

5月はイーエヌ大塚製薬マーケティング部永瀬努さんの協力を得て「ソフト食」について勉強。咀嚼など摂食機能が低下した高齢者の食事として「ソフト食」が最近注目され、導入する施設も増えています。ソフト食は、きざみ食やミキサー食と違って一般の食事と変わらない見た目・味つけ。しかも食材を舌で簡単にくずせます。月例会では試食も行い、ソフト食についての関心を深めました。

7月にはにしのみや聖徳園の担当オンブズマンが外気浴の取り組みを紹介。10月には、車椅子の座位姿勢について、車椅子職員研修(8月末実施)の中からオンブズマンも知っておきたいポイントを川上正子副代表理事が伝え、よりよい観察への一助としました。

(2014年1月)