第15回(2014年度)定時総会を開催

O-ネットでは6月14日(土)、第15回定時総会を大阪市中央区のドーンセンターで開きました。参加者は27名(うち運営会員25名、出席15名、委任状提出8名、欠席2名)。第1号議案(13年度事業報告)、第2号議案(13年度決算報告)が承認されるとともに、14年度事業計画および事業予算の報告が行われました。また総会終了後、佐P美惠子・理事を講師に記念講演会『高齢期のボランティア活動の意義と課題』を開催。35名が参加しました。

議長を務める三木秀夫運営会員

冒頭、司会の山田裕子理事が、ブレーンの一人として立ち上げ当初からO-ネットに関わり、13年度まで理事を務めた大谷強氏の逝去に言及。全員で黙とうをささげました。

定数確認、議長選任、議事録署名人の決定に続き、第1号議案を堀川世津子事務局長が報告。「2013年度は通常事業の実施に加え、6団体から助成を受けたこともあり、助成事業の遂行、事業報告の作成など、年間を通して活発な活動を展開した」と1年を総括しました。

6団体からの助成のうち、研修や講演会では3事業を実施しました。介護職員研修では『利用者のQOLを高めるための車椅子を考える』(日本社会福祉弘済会)、『施設内虐待を防ぐための職員研修』(朝日新聞厚生文化事業団「高齢者への暴力防止プロジェクト」)を開講。講演会では3日間の市民向け連続講座『認知症への理解を深める』(大阪市教育振興公社)を開催。「いずれの催しも受講者が多く好調だった」と報告しました。

通常事業に対する助成も3団体から受けました。「オンブズマン養成講座は大阪労働者福祉財団から、デジタル複合機の購入は大阪ガスグループ福祉財団から、そしてオンブズマン受け入れ施設の増加を図るトライアル事業では『連合・愛のカンパ』から助成を受け、通常事業の円滑な実施につながった」と各事業の説明も加えて成果を語りました。

第2号議案は水上義博副代表理事が報告。「昨年に続き27万円余りの黒字決算となった。収入では助成金を確保、支出では管理経費を削減できたことが黒字につながった。とくに管理経費では、月4万円支払っていたデジタル複合機のリース契約が終了。新しい複合機を購入し、7000円前後のメンテナンス料で済むようになったことが大きい」と説明がありました。引き続いて荒木康弘監事が監査の結果を報告。その後、1号議案・2号議案について三木秀夫議長が承認を求めましたが全員異議なく拍手をもって承認されました。

14年度事業計画では、「通常事業を円滑に進めるとともに、@オンブズマン活動における質の確保、A職員研修や図書販売事業を通して市民・施設職員への情報提供に力を入れる」と堀川事務局長が説明。

事業予算は収入1224万円、支出1302万円であることが水上副代表理事から報告されました。質疑はなく、拍手をもって閉会となりました。

【14年度事務局体制】

※職員は代表理事が任免

堀川世津子(事務局長)、佐藤公子(オンブズマン活動担当)、田井真奈美(会計担当)、田井中久美子(養成講座等担当)
特別報告

事例分析研究会に参加して

総会では第1号議案のあと、13年度の取り組みの一つであった事例分析研究会について、参加者の一人・後藤瑳千子さんから報告がありました。

事例分析研究会は、公募によるオンブズマン10期生〜13期生13名が参加し、理事・事務局員各1名の計15名でスタートしました。報告書『2012年度オンブズマン事例分析』作成のための研究会で、取扱事例件数は797件。分類番号に基づくソフト14項目・ハード2項目の計16項目を、1人1〜2項目、13名で分担。各々の事例について、まずは担当者が分類番号・回答の種別・問題解決の提案等、注意深く丁寧に読み込んでいくことを行いました。

この一連の作業を通して、利用者の声を聴き取って施設に伝えるだけでなく、「どんな経過を取ってどんな結果になったのか」をきちんと報告書に記述していくことの大切さを改めて学びました。また、利用者・施設双方にもっと踏み込んで問いかけをし、訴えの問題点を明確にして情報を整理することの重要性も認識。大変勉強になりました。

『2012年度オンブズマン事例分析』は3月に発行されましたが、施設介護に関心のある多くの人の目に留まり、一人でもたくさんの人に読んでいただければと心から願っています。

2団体より助成金

今年度も介護職員研修と講演会を実施

2014年度、O-ネットでは2団体より助成を受け、介護職員研修と講演会を実施します。

介護職員研修は、昨年に引き続き、日本社会福祉弘済会が助成。『利用者・職員にやさしいトランスファー(移乗・移動)を考える』を開講します。

移乗・移動は高齢者施設で大きなウエイトを占めますが、対応が悪いと利用者に痛い思いをさせたり、職員自らも腰を痛めたりすることが少なくありません。研修では身体の仕組みを理解し、よりよい介護方法を学びます。また、スライディングボードやリフトなど福祉用具・機器の上手な活用方法や操作方法も習得します。助成金額は22万4000円。研修は9月6日に実施します。

講演会では大阪府福祉基金の助成を受け、『特別養護老人ホームについて知識と理解を深めるための研修会事業』を開催します。3回の連続講座で、費用や介護内容、認知症への対応、施設間の違いなど、特養利用に役立つ知識・情報を府民に提供します。また、さまざまな施設の取り組みを伝えることにより、施設関係者にとっても、良質の介護サービスの提供を進めるうえでの参考になればと思っています。

助成金額は20万円。講演会は12月に開催の予定です。