全国から申し込みが殺到

冊子『至言・名言』、朝日新聞で紹介

請求書の作成や封筒のあて名書き、冊子の丁合・製本作業などに携わるオンブズマンの皆さん

昨年11月、朝日新聞でO-ネットの冊子『至言・名言介護施設で出会いました』が紹介され、全国から申し込みが殺到。販売部数が1500部に迫る空前の大ヒットとなりました。

『至言・名言』は昨年3月に発行。施設で暮らす利用者の、長い人生を生きてきた人ならではの含蓄ある言葉、スパイスの効いた言葉、ユーモアあふれる言葉などを80頁の小冊子にまとめています。言葉を聴き取ったオンブズマンの感想などを通して、施設の生活の一端、その中で主体性をもって生きようとしている利用者の様子、あるいはまたさまざまな面で折り合いをつけながら生きる利用者の姿を垣間見ることができます。

冊子に共感した女性記者がO-ネットを取材。利用者の声が載っている光明荘の協力も得て、11月15日に大阪本社生活面で、22日には東京本社など他の地域で、紹介記事が掲載されました。掲載と同時に、北海道から沖縄まで全国各地から注文が相次ぎ、事務局では電話が終日鳴りっぱなしの状態に。こうした状況は12月上旬まで続きました。年明け後も日に数件のペースで申し込みが入っています。

全国の熱い声に応えるため、O-ネットでは急遽1500部を増刷。手作り冊子のため、製作までに日数がかかりますが、オンブズマン延べ63人が個々に応援に駆け付け、丁合・製本作業に参加。多くの人が関わって出来上がった『至言・名言』は、手作りならではの温かみのある冊子となりました。「親しい人へのプレゼントにも最適」と喜ばれています。

読者からの感想も続々と寄せられています。多いのが「言葉に励まされ、自分も元気をもらった」「心に響く言葉がたくさんあった」といった声。「施設で亡くなった親を偲びながら読んだ」「力まないで何気なく出てきた言葉の中から、大切さと深さを知ることができた」といったコメントもありました。

また、「至言・名言をキャッチしたオンブズマンの方々の“聞く力”に人間洞察力の深さを感じました」「日々心穏やかに暮らすことの大切さを感じました。長い人生を歩んでこられた方々への尊敬の心がないとできないお仕事と思いました」「この小冊子はまさに言葉の宝庫です。そして、オンブズマンの皆様の活躍のたまものです」と、オンブズマンやオンブズマン活動への賞賛とエールも多数いただきました。

O-ネットでは今後、活動施設と連携し、職員の方々が出会った利用者の至言・名言も収めるなど、冊子の第2弾を制作していきたいと考えています。

(2015年1月)