新理事からのごあいさつ

前号でお伝えしましたが、6月13日の定時総会で15年7月〜17年6月の2年間を任期に、理事12名・監事2名の計14名の役員が選任されました。新任の理事2人に自己紹介を兼ねて寄稿いただきました。

介護が必要になったときの住まいと暮らし方考え続けたい

篠ア 敦子

25年位前、所属する民間の研究所で「公共の施設や、商業施設、街づくり等が高齢者に配慮されているかどうか」を調査したことがきっかけで、高齢者問題に関わってきました。またスウェーデンの高齢者福祉の一端を視察する機会を得ることができ、介護が必要になっても自分らしく暮らしたいと強く願うようになりました。

17年前に消費生活アドバイザーの仲間と「高齢社会を考える会」を設立、身近な問題を取り上げて調査研究を行い、冊子にまとめ続けています。その中で、高齢期をどこで過ごすかは非常に関心が高いテーマでした。O-ネットでも高齢期の住まいについてお話する機会を頂きましたが、いかに切実な問題かを実感しています。また多くの特養を見学しましたが、徐々に改善されており、これもオンブズマン活動が大きな影響力を持っていると思っています。

長い民生委員活動の中で、元気な時に考えている老後の生活と現実とがいかに隔たりがあるか、悲しい状況を目の当たりにします。多くの高齢者の心豊かな暮らしを目指して、少しでも役立てればと考えています。よろしくお願いします。

成年後見人として活動に関心、「情報の橋渡し」したい

小林 弘法

なにげなく手にしたパンフレット『市民オンズマン養成講座』がきっかけで、以後2年間、実際に活動に参加し、「2012年度オンブズマン事例分析」の制作にも携わりました。

本業は行政書士です。いろいろな相談や依頼を受けますが、成年後見業務はそのうちのひとつです。

成年後見人になるといろいろな出来事が日常的に起こってきます。それまでの在宅介護から施設入所となるケースもあります。

そもそも介護とはどうあるべきか、施設に入所した後のサービスの質や量はどうあるべきなのか、基準となる指針が成年後見人には必要です。

市民オンブズマンの理念である「利用する側と利用される側との橋渡し」は、成年後見分野に引き直すと「被後見人と後見人との橋渡し」と言い換えることができると私は考えております。

新たな理事に就任した後は、諸先輩方によって培われた知識や見識、蓄積された有用な経験などを、より多くの方々に、「情報の橋渡し」ができればと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

(2015年9月)