月例会リーダーを体験して

隔月に開催しているオンブズマン月例会。事務局とともに、会の企画・運営を担っているのが、4人の月例会リーダーの皆さんです。テーマ出しや自身の活動にも役立つよう、毎月送られてくるオンブズマン活動報告書を読んだり、O-ネットのさまざまな催しにも参加してもらっています。15期でリーダー役を終える3人の方に感想を伺いました。

自身の“老いと生活”考える機会に

高田 英世(12期生)

2年前、正直「リーダー」という言葉に躊躇しましたが、活動報告書の精読が役割の一つということで引き受けてしまいました。

毎月のリーダー会では、月例会の振り返りと企画、そして活動報告書を読んでの話し合いを行ってきました。1年目は、月例会の案内・報告書づくりをし、2年目は司会をするというのがおおまかな役割でした。

よかったのは多くの活動報告書を読み、話し合える経験でした。自身のオンブズマン活動の振り返りにもなりましたが、何より自身の“老いと生活”を考えさせてもらいました。

月例会でも報告書を使ったグループ討議が盛り上がりますが、もう少しこの機会が増えたらと思っています。

他によかったことは、施設との懇談会にオブザーバー参加させてもらえたこともありますが、何より多くのオンブズマンと挨拶し、意見を伺えたことがあります。

月例会の運営が、同僚オンブズマンの役にたてたか、少し心もとないですが、2年間ありがとうございました。

活動報告書は、多くのことを学べる「教科書」

渡辺よしみ(3期生)

5年半のブランクから復帰してオンブズマンに。しばらくしてリーダーになりました。

リーダーを体験してとくによかったと思うのが、活動報告書の精読と意見交換です。いろいろな角度からの見方があること、「え!そんなことをしている斬新な施設があるの」といった驚きや、反対に「何とかならないのかしら」とやきもきする事例にも出会いました。活動報告書を読むのは大変だけれど意見を自由に言える場所であったと思います。

私自身は担当施設で活動後、もうひとことが聴けないために自宅に帰ってから、「ああ聞けばよかった」と反省することがよくあります。事例を読んで「こんなひとことを伝えればいいな」「このように書けばいいな」と頭では分かっていても、なかなか実行できない自分に苛立ちもありました。

そうしたなかで報告事例はいろいろなことを教えてくれる教科書でもありました。利用者の立場に立ちつつ、より良い提案をするにはどうすればよいか…。活動報告書の事例から「人生の中でたくさんの体験を知ることも大切」と教えられた2年間でした。

活動への気持ち新たにした「施設との懇談会」

大野 富子(10期生)

1年間リーダーを体験し、勉強になることばかりでした。

月例会のテーマを決めるにあたっては、どんなテーマなら皆に参加してもらえるか、他のリーダーさんたちと意見を出し合い、腐心しました。

2月には活動施設との懇談会にも参加しました。各施設の取り組みやオンブズマン活動についての感想、要望を聞くことができました。

施設からは「利用者の声だけでなく、施設ができていると思っていても、第三者から見るとできていないこともある。そんな点を言ってもらえるのがありがたい」「利用者の話をたくさん聞いてもらい、職員の知らないことも話してもらえてうれしい」「福祉以外の仕事をしているオンブズマンの意見や質問には違った視点があり、新鮮で刺激的だ」などの話がありました。

施設によって多少違いはありますが、目指す目標は同じで、利用者・家族が安心でき、利用者にとって自分らしく生活できるところにすることです。利用者、家族、施設がオンブズマンを必要としていることを強く感じるとともに、やりがいのある活動であることを改めて認識し、気持ちも新たになりました。

(2015年11月)